© Ihei Kimura

ライカカメラジャパン株式会社は、日本を代表する写真家、木村伊兵衛の写真展 「スナップ撮影の名手 木村伊兵衛」 を、ライカギャラリー京都にて2018年6月30日から10月4日まで開催いたします。

木村伊兵衛は、「ライカ使い」の名手として、スナップ、ポートレート、ドキュメントなど多彩な分野で第一人者として活躍し、数々の名作を残してきました。特にスナップ撮影では、市井の人びとの暮らしを身近な視点でとらえ、時代の息づかいを見る者に伝えてきました。

本写真展では、木村伊兵衛の数ある名作の中から厳選した代表作品15点を展示いたします。

◆ 写真展概要
作家: 木村伊兵衛
タイトル: スナップ撮影の名手 木村伊兵衛
期間: 2018年6月30日(土) - 10月4日(木)
会場: ライカギャラリー京都 (ライカ京都店2F) 
京都市東山区祇園町南側570-120 Tel. 075-532-0320

スナップ撮影の名手 木村伊兵衛の「居合撮り写真術」  

「私が木村伊兵衛の助手を務めるようになったのは、学校を卒業しサンニュースフォトス社に入社した後であった。先任の助手が他社に就職したからだ。「助手にして下さい」と申し出た。答えは「助手なんかいらねえよ」であった。あっさり諦める私ではない。あの手この手で、なんとなく押しかけ助手を務めるようになった。
木村の撮影は目的を決めずに街に出かける。狙いは、その時代に生きる人びとの暮らし、その喜び悲しみを写真に記録する。行きつく先は人びとの生活が露出する下町が多かった。木村の撮影スタイルは「撮るぞ!撮るぞ!」とカメラを構えて被写体に迫ることはしない。よい被写体を発見すると、その人物がどこまで来た時に背景はどうなるか瞬時にチャンスを見きわめ、被写体が目的の地点に近づいた時にサッとカメラを構えてシャッターを押し、終わると元に戻す。その早技は剣道の居合術に通ずるものがあると思い、私は「居合撮り写真術」と命名した。
そして木村の助手を務め、初めての旅先が京都であったことも思い出深い。」

写真家 田沼武能

木村伊兵衛 プロフィール

1901–1974 年。東京下谷生まれ。小学校3年の頃、浅草の露店で玩具のボックスカメラを購入、写真の楽しさを知る。1920年代末、ドイツを中心として起きた新興写真運動に感化を受ける。29年ドイツの飛行船ツェッペリン号の船長エッケナー博士の持つライカに興味を抱き、翌年ライカA 型を購入し本格的に使い始める。32年、写真雑誌 『光画』の同人となり、現実を細やかに捉えた作品を発表。33年、報道写真を本格的に手がけるようになり、個展 「文芸家肖像写真展」 で話題を呼ぶ。50年、日本写真家協会設立、初代会長に就任。54年、パリにアンリ・カルティエ=ブレッソンを訪ねて親交を深め、ロベール・ドアノーを紹介され、彼の案内でパリにおける数々の名作を残している。その後中国など活動の輪を広げ、世界的名声が高まる一方で、身近な下町を撮り続けた。晩年は秋田に通い変わりゆく農村の写真を撮り、評価されている。74年、惜しまれつつ逝去(享年72歳)。陽気であたたかな人柄が多くの人々に愛され、自身、下町と庶民を愛してやまない写真家であった。

【ライカギャラリー京都】木村伊兵衛 写真展

Date
2018.06.30 - 2018.10.04
Location

ライカギャラリー京都

京都市東山区祇園町南側570-120

TEL: +81 (0) 75 532 0320

開館時間:
火曜日 - 日曜日 11.00 am - 7.00 pm
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