ライカ アクアデュラ(AquaDura)TM
左がコーティング済。水滴がはじけ落ちています。右はコーティング無。
ライカ ウルトラビットシリーズは既に卓越した技術の達成と優れた光学性能により高い評価を得ています。さらに今、革新的なウルトラビットHDシリーズ(対物レンズ口径50mm, 42mm, 32mm)の誕生により、ライカはさらなる新基準を打ち立てました。
新しく採用したフッ化物ガラスにより、 色彩表現とコントラストが大幅に向上しています。光学フッ化物レンズの主成分は、結晶構造の鉱物であるフッ化カルシウムです。従来の光学レンズとは異なり、光の散乱が非常に少なく収差補正が極めてよくなりました。
新しいHDレンズを搭載した双眼鏡とテレスコープの製品群は水滴や泥をはじく疎水性コーティングであるライカ アクアデュラ(AquaDura)TM を採用しており、悪天候下でもクリアな視界が可能になりました。雨の水滴がハスの葉から落ちるようにレンズから簡単にはじけ落ちたり、指紋やほこりの粒子が容易に取り除けるようになりました。加えて磨耗耐久性の向上によりライカアクアデュラ(AquaDura)TM は高価なレンズをダメージから効果的に守ります。
非反射的コーティングとプリズム上の反射層についての長期にわたる開発により、既に高いレベルであったHDモデルの光透過率をさらに3%以上向上させました。特に夕暮れなどの光が乏しい条件化において、その視野の明るさは決定的です。例えば従来のレンズで夜間観察のためにコーティングを最適化すると色の再現性を犠牲にすることになり、日中の観察にとって不利になります。イメージは青みがかってみえます。もし逆の設定にすると緑がかってしまい、ライカHD新シリーズは明るさに対しての色再現性を一定レベルになるように設計しています。
迷光や偽光も著しく低減しました。迷光・偽光を効果的になくす為に、ライカは数々の改良を重ね、特に逆光や側面からのライティングコンディションの下で、高い解像力、クリアイメージを保ち、コントラストの低下を防ぎ乳白色の露状効果もなくしました。特別に開発されたシミレーションソフトにより迷光が開発段階で確認されました。その結果、最適化された筐体形状、改善された光吸収性ペイント、口径やライト・トラップにより、新しいHDシリーズの構成は迷光がもはやほとんどないレベルまでに最適化されました。
ウルトラビットHDフォーカシング機構はさらに改良されました。その結果、フォーカシングはよりスムーズになり、全てのレンジにおいて遊びを除去しました。最適化された素材配合と、たいへん堅く高性能なプラスチックから作られた滑走板で構成されています。従来の潤滑油を用いるフォーカシング機能の場合、低温下では動作がスムーズでなくなるほか、高温下では動作がスムーズになりすぎたりします。さらに、潤滑油を使用した場合は粘つき感がありますし、潤滑油が漏洩してレンズに侵入する危険性もあります。最適化されたライカのフォーカシング機構では、そのような心配はありません。