ライカが新製品を発表 時代を超越した美の本質
時を経ても色褪せない美しさを実現した特別限定モデル「ライカ M10 Edition Zagato」は、ドイツの卓越したクラフツマンシップとイタリアの優れたデザインの融合により生まれました。
卓越したデザインの「ライカ M10 Edition Zagato」は、さまざまな感覚を強烈に刺激してくれるカメラです。「ライカ M10」では初となる特別限定モデルで、カーデザインのスペシャリストであるイタリアのデザインハウス、ザガートのオーナーのアンドレア・ザガート氏がデザインを手がけました。本限定モデルには、こちらも特別デザインが施された「ライカ ズミルックス M f1.4/35mm ASPH.」がセットになっています。販売数は世界限定250台です。

個性を追求
創業100年の歴史を誇るザガートには、自動車史に残る美しい特注デザインをいくつも考案してきた実績があります。特に、アルミニウムを使用して革新的なスタイリングと構造を実現する手腕には定評があります。
同社は現在、特別仕様車や特別限定車だけを対象としたユニークなスタイリングを世に送り出し続けています。1968年に創業者のウーゴ氏が亡くなったのち、彼の子息であるエリオ氏とジャンニ氏が会社を引き継ぎ、現在はエリオ氏の子息であるアンドレア氏とその妻マレーラ氏が率い、ミラノ北西のロー地区を拠点としています。
そんなザガートには、美しさと精度へのこだわりという姿勢において、ライカと相通ずるところがあります。「デザインの作業では、写真がとても大事な役割を担っています。写真が持つ可能性がなければ、貴重なものを記録しておくことはできなかったでしょうし、デザインを再構築することもできなかったはずです。また、ここ数十年の成果をあれほど見事に収めることはできなかったでしょう」と、CEOのアンドレア・ザガート氏は述べています。
卓越したビジョン
完璧を追求した特別限定モデル「ライカM10 Edition Zagato」は、トップカバー、ベースプレートとボディ外装にアルミニウムを採用しました。これにより、通常モデルよりも70g軽くなっています。また、本体の外装としてレザーの代わりにアルミニウムのボディ外装に細かい溝のある表面仕上げを採用しています。
さらに詳しくボディと一体化したハンドグリップなど、通常モデルとは一線を画す外観に仕上げるとともに、ホールド感と操作性がいっそう向上しています。ベースプレートを取り外したときに見えるアルミニウムのプレートには、「ライカ M10」では初となる、特別限定モデルのシリアルナンバーを刻印しています。
高性能なレンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」は、通常の35mmレンズとは異なりレンズ一体型のレンズフードを装備し、引き出してロックするまでをシングルモーションで行えます。レンズのフォーカシングレバーのデザインには、ザガート社の自動車のデザインシンボルとなっている特徴的な「ダブルバブルルーフ」がモチーフとして採用されています。
スタイルの縮図: „Europe Collectibles“
「ライカM10 Edition Zagato」の発売に合わせ、ライカとザガートが企画した記念写真集3部作の2作目となる「Leica and Zagato – Europe Collectibles」が発売されます。
この写真集は、南ヨーロッパの叙情あふれる景色を背景に、ザガートのブランドの歴史を彩った33台のモデルを撮影した写真が収録されています。

特別なアクセサリー
カメラとレンズのほか、エンボス加工を施した「Zagato」のロゴ入りの赤い本革キャリングストラップがセットになっています。
ドイツのクラフトマンシップ
イタリアデザインとの融合
キャリングストラップ取り付け部には、限定モデルの双眼鏡「ライカ ウルトラビット 8x32 Edition Zagato」と同じく角型のデザインが、ライカM型カメラとして初めて採用されています。
また、シリアルナンバーを刻印したアルミニウムプレートが特別感を醸し出しています。
魅力的なコラボレーション
ライカとザガート社とのコラボレーションにより2015年に登場した双眼鏡の特別限定モデル「ライカ ウルトラビット 8x32 Edition Zagato」は、卓越したフォルムと機能性が魅力的なモデルで、世界限定数1000台で発売されました

ライカM10 写真撮影に本当に必要な要素だけを追求したカメラ

長きにわたる伝統と革新技術を融合し、写真撮影に本当に必要なものだけを追求したライカのM型カメラは他とは一線を画したカメラです。
レンジファインダー式カメラの開発では60年以上の歴史を有し、M型デジタルカメラの開発においても11年にわたり積み重ねてきた専門知識や世界中の写真家から寄せられた貴重なフィードバックをもとに、これまでのM型デジタルカメラの中では最もスリムなフォルムになりました。
ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH. Mレンズの本質を体現
適度な広画角とキレのあるシャープさを組み合わせた「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」は、日々の撮影に最適なレンズです。Mシステムの中でも重要なこのレンズは、ハイコントラストの定常光撮影やパンフォーカスの風景撮影などにも、非常に優れた描写性能を発揮します。
