
イギリス生まれの写真家であるMatt Stuart氏は、20年以上にわたりロンドンのストリートの風景を撮影し続けています。わずかな瞬間の情景を捉え、その本質を写真に写し込むユニークな才能が高く評価されており、コンテンポラリーストリートフォトグラフィーというジャンルの第一人者とされています。
Matt Stuart氏には今回、ブリュッセルで「ライカM10」を初めてテストする写真家の一人になっていただきました。この街のさまざまなシーンの印象が多彩であるように、日々の生活の中のワクワクとするような場面、好奇心を刺激されるような場面、コメディのような場面など、Matt Stuart氏が撮影した作品もバラエティに富んでいました。Matt Stuart氏はこのカメラを最初の瞬間から身近に感じたそうで、こうコメントしています。「ライカM10には、まさにライカのフィルムカメラのような味があります。また、コンパクトで控えめな姿は、私が求めているスタイルそのものです。長年の友人とチームを組んだような感覚で撮影できました。」

イタリア出身の写真家であるFulvio Bugani氏(1974年生まれ)は2009年に初めてキューバを旅して以来、何度もこの地を訪れています。Bugani氏にライカM10のテストをお願いしたところ、いつの頃からかまるで第二の故郷となったカリブ海地域の島に戻り、そこで撮影していただきました。
「ライカM10で撮影した写真は、キューバのライフスタイルを記録するために始めた長期プロジェクトの一部を構成しています。このプロジェクトは、現在の状況のあらゆる場面をより良く理解するために、この国の現状を個人的に調査したいと時が経つにつれて考えるようになったことから発展しました」と、Fulvio Bugani氏はキューバで進めている作業についてコメントしています。

William Daniels氏は今回、ライカM10と「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm & 50mm ASPH.」を携え、ブカレストから黒海の港町であるコンスタンツァ、さらにルーマニア北西部のクルジュ=ナポカや山間地のロシア・モンタナまで足をのばしてルーマニアを広く巡り、彼の目から見たルーマニアの姿をメランコリックに描き出しました。
フランス出身の写真家であるDaniels氏はルーマニアの首都ブカレストの刺激的なナイトライフにも飛び込み、ライカM10の幅広いISO感度域でそれらを写真に収めました。このブカレストでは、客足がまばらのナイトクラブで青白い光を浴びたゲストの寂しさを捉え、彼が以前から関心をもっている特殊な照明やそこから生じた影を写し込みました。
ライカM10
伝統と革新技術の融合
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M型フィルムカメラと比肩するシンプルな設計
人間工学に基づいたデザインで手にフィットするサイズのM型フィルムカメラは多くの写真家に愛されています。そして、「ライカM10」ではフィルムカメラと同等のサイズを実現しています。
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ISOクリックダイヤル
「ライカM10」はM型デジタルカメラで初めて、ISO感度を含め、フォーカス、絞り値、シャッタースピードなどの写真撮影に必要なすべてのパラメーターを、電源オフのまま、また液晶モニターからメニュー画面を呼び出すことなく設定できるようになりました。
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幅広いISO感度域
「ライカM10」に新設計のセンサーを採用したことでISO感度域が広がり、ISO 100~50,000のISO感度の範囲で設定できるようになったほか、高感度で撮影した時のノイズ特性が著しく向上しました。
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直感的な操作性
ライカM型カメラは、常に写真撮影に本当に必要な要素だけを追求してきました。この原則は「ライカM10」においても忠実に踏襲され、写真撮影に基本的に必要な設定機能にすぐにアクセスできるという直感的な操作性をより高めています。
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ビューファインダーの性能向上で広がる視界
被写体をよりしっかり捉えるために、視界を30%広げ、ファインダー倍率を0.73に引き上げたほか、アイレリーフも大きく広げました。
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高速の連写性能を実現
2GBのバッファメモリーを搭載し、最高5コマ/秒の高速連写を実現できるため、決定的な瞬間を逃すことはありません。