ライカSL
革新的な
システム
ライカほどレンズの設計・加工で秀でているブランドは他にありません。新しいライカSLレンズにもその比類ない画質の実現が期待されていますが、当然その期待を満たす仕上がりとなっています。
プロ仕様のデジタルカメラで最速クラスとなるオートフォーカス機能を搭載したライカSLは、まったく新たな写真の世界を切り開きます。また、これまでに製造されたほぼすべてのライカレンズを使用できるという優れた互換性も実現しています。

卓越した
描写性能
SLレンズは、光学性能にさらに磨きをかけ、より優れた描写性能を実現しています。どのような設定、絞り値そしてどの焦点距離でも等しく優れた描写力を発揮するよう設計されているため、あらゆる状況下でクリエイティブな表現を思いのままに実現できるという理想を叶えるレンズです。
さらに詳しく主に両側に最大3枚の非球面レンズを取り入れることで、光学系の単色収差を抑えています。これを実現するために、製造プロセスでは特に高い精度が求められます。特定の表面曲率からのずれは10分の1㎛刻みで測定された公差内に収め、光軸に対するレンズの位置決めもわずか数㎛の公差内という圧倒的な精度で行われます。こうした非常に厳しい公差を順守し、それを維持することで、SLレンズ全体の優れた特性と完成度が保たれています。
色収差を低減するために、レンズの多くは特殊形成された高品質な異常部分分散ガラスで作られています。どんなレンズであっても光学的に避けられない色収差ですが、この独自のガラスを採用することで色収差を低減し、写真のハイライト部分でも色にじみが生じることはありません。また、レンズの表面にはすべて特殊なコーティングを施し、反射、迷光やフレアを効果的に抑制しています。
SLレンズはいずれも絞り開放から高コントラストな描写が得られるため、背景をぼかして被写体の一部を際立たせるなど、シャープさとぼかしをクリエイティブに活かすことができます。こうした浅い被写界深度と卓越した描写性能を可能にする各レンズが、ライカならではの描写につながっています。
デュアル シンクロ ドライブ™
高精度のオートフォーカスを実現
SLレンズは、無限遠から最短撮影距離まで極めて速いオートフォーカスを可能にし、プロ仕様のデジタルカメラの中で最高水準となる性能を実現しています。
これを可能にしたのは、さらに進化したカメラ本体の制御アルゴリズムと、デュアル シンクロ ドライブ™技術を搭載した新開発のオートフォーカス駆動システムです。光学系を構成するレンズは軽量で、どんな位置でも極めて静かな高速オートフォーカスを圧倒的な精度で実現できます。
さらに詳しく
また、顔認識機能を搭載し、被写界深度が浅い場合でも被写体にシャープにピントを合わせることができます。そのため、これまでピント合わせのために費やしていた時間は、写真の構図の確認や目の前の被写体と会話するために使うことができます。
設計
Made in Germany
プロフェッショナルな撮影を過酷な条件下で頻繁に行う場合、選択するカメラの材質、レンズ構成や組立てに関する要件はさらに厳しくなります。
さらに詳しくこうした要件をすべて満たしているのが、革新的なソリューションを備えたSLレンズです。
フロントレンズ、フォーカスリングやバヨネットにはシーリングが施され、カメラに装着したレンズに雨の水滴、ゴミやほこりが侵入しないよう配慮されています。また、露出するレンズ表面にはライカ アクアデュラ®コーティングを採用し、ほこりや引っかき傷からも保護しています。
SLレンズのレンズフードは各レンズに対応したものとなっており、レンズに入ってくる斜光(サイド光)をしっかり遮ることができます。この完璧に計算されたレンズフードを装着すれば、どんな光の状況下でもコントラスト豊かに描写できるようになります。さらに、長年にわたりレンズフードを多用してもその効果が保たれるよう、フードの内側にはフロック加工を施しています。
SLレンズ 新時代のレンズ
ライカSLシステムに新たに採用された35mm, 50mmの各焦点距離のズミクロンSL 単焦点レンズ、そして16~35mmの焦点距離をカバーするSLバリオ ズームレンズには、レンズの設計・構成におけるライカの最新の技が反映されています。

SL単焦点レンズ
高性能とコンパクトなサイズが融合
独自の特長を備えた単焦点レンズは明るく・コンパクトで、卓越した性能を発揮します。この明るさにより、高速のシャッタースピードを使用したり、被写界深度で独自の効果を作り上げるなど、選択肢の幅も広がります。
"The engineers have delivered unbelievable results,
and have, without a doubt, achieved new levels of excellence,
not only in terms of optical performance."
Leica is enhancing the SL-System with a range of new Summicron SL-Lenses. The first lens of this series is the APO-Summicron-SL 75 f/2 ASPH.
In this interview, five members of the Leica team involved in the development of these lenses explain how it was all made possible: Product Manager Steffen Skopp, Optical Designer Dietmar Stuible, Heiko Schnaubelt from Electronics Development, Systems Engineer Torsten Grabau from Construction, and Industrial Engineer Simon Jennemann.
SLズーム レンズ
プロフェッショナルな幅広い撮影に対応
時間が切迫していたり、被写体になかなか近付けず、撮影者の位置やレンズも変えられない場合には、焦点距離を変更できるSLズーム レンズが威力を発揮します。
アダプターソリューション
古いレンズも活躍
ライカのアダプターを使用すれば、高性能なSレンズやMレンズ、クラシックなRレンズ、受賞歴のあるライカシネレンズなど、ライカの150本以上のレンズをライカSLに装着することができます。
TLレンズ
100%装着可能
ライカSLとライカTLは同じライカLバヨネットを採用しているため、TLレンズをライカSLに直接装着することができます。アダプターを使用しなくても選択肢の幅が広がりますので、クリエイティブな表現の可能性も広がります。
ライカSLがTLレンズの装着を認識すると、自動的にAPS-Cサイズのセンサーモードに切り換わります。
Leica Noctilux-M 75 f/1.25 ASPH.
Depth of field redefined
The new Leica Noctilux-M 75 f/1.25 ASPH. lets photographers’ dreams come true: Its outstanding imaging performance, uniquely soft bokeh, and gossamer-thin depth of field are as if created especially for use with the Focus Peaking function of the Leica SL.
Optically and ergonomically, the Leica Noctilux-M 75 f/1.25 ASPH. and the Leica SL are a perfect match. All it needs to bring them together is a single ring: the Leica M-Adapter L.