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「Leica Calendar 2015」発売のお知らせ

ライカカメラ社は、ライカMシステム60周年を迎えた2014年に「Leica Hall of Fame Award (ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード)」を受賞した、写真家のトーマス・ヘプカー(Thomas Hoepker)氏の作品を採用した2015年のウォールカレンダーを、2014年11月29日より発売いたします。
現代史におけるさまざまな出来事をカメラに収め続けたヘプカーは、20世紀後半の報道写真界に大きく貢献しました。2015年のライカのウォールカレンダーには、ヘプカーの作品13点(カラー、モノクロ)が掲載されています。ライカのM型カメラを愛用するヘプカー自身もまた、写真家になってから60年という記念の年を迎えました。
トーマス・ヘプカーはかつて「現実以上に面白いものはない」と述べました。彼自身が意識していたのか定かではありませんが、それは彼自身の原動力をこの上なく正確に表現したものでもありました。1936年ミュンヘン生まれの報道写真家であるヘプカーは、センセーショナリズムや粗暴な視覚表現とは無縁の、繊細で穏やかな作風で知られています。彼はその写真の中で常にその瞬間の真実を追い求めており、このあり方こそが、ひたむきで人間主義的な報道写真界の偉人の一人として広く認知されている理由なのです。そして、現実が面白ければ面白いほど、ヘプカーはそれに魅了され続けます。
ヘプカーはわずか14歳で写真家としての第一歩を踏み出し、祖父からもらった古いガラス板カメラで合成写真やフォトグラムの作成を試みました。1959年から国際的な新聞や雑誌に定期的に写真を発表し、数十年間にわたりドイツの名門誌「Stern(シュテルン)」の常任スタッフとして活躍しました。シュテルンでは、当初は写真家として、後に報道写真家として活動し、1980年代末にアートディレクターに就任しました。ヘプカーは1960年代のアメリカを写真に捉え、さらに1970年代の東ドイツに関する詳細なルポルタージュにより大きなセンセーションを巻き起こしました。また、彼が数週間同行して撮影したモハメド・アリの写真も伝説的な作品のひとつとなっています。正確な構成力と強烈なイメージ、理想のショットを見抜く直観力を備えたヘプカーは、ドイツの報道写真を独自の形に作り上げ、1989年にドイツ人として初めて写真家集団「マグナム・フォト」のメンバーとなり、2003~2007年には会長を務めました。ヘプカーは現代史を象徴する作品を生み出し、政治家や有名人の肖像を撮影するかたわら、日常生活の中の悲惨さやありふれた姿を写真に記録しています。世界中を旅し、最高の報道写真家の一人と認められているヘプカーですが、「私は芸術家ではない。写真を撮ることが私の仕事だ」と述べているように、彼は常に地に足が着いた活動を堅持し、自身の名作に胡坐をかくことはありません。

Leica Calendar 2015
価格:    3600円(税抜)
サイズ:    A3判(420 × 297 mm)
発売日:    2014年11月29日(土)

Leica Hall of Fame Award について
ライカカメラ社は、傑出した写真家を讃える伝統的な取り組みの一つとして、「Leica Hall of Fame Award」を創設しました。この賞は独自の世界観で世界に大きな影響を与えた傑出した写真家に贈られるもので、コンテストや審査員による審査はなく、該当者がいた場合にその都度表彰されます。創設以来スティーブ・マッカリー(Steve McCurry)、バーバラ・クレム(Barbara Klemm)、ニック・ウト(Nick Út)、そしてルネ・ブリ(René Burri)の各氏が受賞しています。 

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