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【新製品】「ライカS3」ミドルフォーマットのライカSシステムに新機種が登場

ライカカメラ社は、ミドルフォーマットのデジタル一眼レフカメラシステム、ライカ Sシステムの新機種「ライカS3」を発売いたします。

 

Sシステムは、撮影に不可欠なあらゆる要素を徹底的に考え抜いたカメラシステムです。このたび発売する「ライカS3」も、これまでと同様にきわめて高い品質基準を求めるユーザーの期待に応える理想的なカメラです。

 

従来機種からの最大の変更点は、撮像素子の画素数が3750万画素から6400万画素へと上がった点です。また、さまざまな機能や性能も向上しています。撮像素子には、従来機種と同様にSシステム専用に開発した「ライカ プロフォーマット」を採用しています。「ライカ プロフォーマット」はサイズが45×30mmで、従来の35mmカメラの撮像素子と比べると、アスペクト比は3:2と同じで、面積は56%も大きくなっています。また新たに開発したこの撮像素子は、従来機種よりも画素数が71%増えています。さらに、ダイナミックレンジが15ストップまで広くなっているほか、最高ISO感度がISO 50000に向上しています。これにより、さまざまな光の状況に対応しながら、ミドルフォーマットのメリットをフルに活かして撮影できます。

 

また、大型で明るいファインダー、シャープな描写が可能な高速・高精度のオートフォーカス、3コマ/秒の連写機能も搭載しています。ファインダー内では撮影時に重要となる情報を確認できるほか、電子水準器(水平方向)を表示させることも可能です。さらに、ライブビュー機能も搭載しており、背面の液晶モニターでライブビュー映像を見ながら静止画や動画を撮影できます。ライブビュー撮影時は、映像と同時にフォーカスピーキング、明るさおよび露出設定、クリッピング警告、グリッド、ヒストグラムも表示できます。なお、ライブビュー映像の表示速度は60コマ/秒です。

 

動画撮影機能も充実しており、シネマ4K画質やフルHD画質で動画を撮影できます。「ライカ S3」では、S型カメラとしては初めて、撮像範囲をフルに活用しながらシネマ4K動画も撮影できるようになりましたので、ミドルフォーマット特有の優れた画質でのシネマ4K映像表現が可能です。動画撮影では、音声は48kHz/16bitでステレオ録音されます。録音レベルは自動または手動で調整可能です。音声は内蔵マイクのほか、外部マイクを装着して録音することもできます。

 

画像処理エンジンには「LEICA MAESTRO II(ライカ・マエストロ・ツー)」を採用しています。この画像処理エンジンと2GBのバッファメモリーにより、撮像素子から得られる膨大な情報を高速処理することが可能です。また、テザー撮影用のソフト「Leica Image Shuttle」を使えば、撮影に必要な各種の設定をパソコンからリモート操作できます。撮影した画像は、USB3.0ケーブルを使用してダイレクトにパソコンに転送可能です。なお、画像はDNG形式やJPEG形式で記録できます。さらに、「Adobe® Photoshop® Lightroom® Classic CC」に「ライカ テザー撮影用プラグイン」をインストールすれば、同ソフトのテザー撮影機能に対応させることが可能です。

 

ワイヤレスLAN機能も搭載しており、モバイルアプリ「Leica FOTOS 2.0」を使ってカメラをリモート操作することも可能です。また、GPS機能も搭載しており、衛星からの電波に基づいて、撮影場所や撮影時刻を画像のExifファイルに記録できます。

 

Sシステムの製品はすべて、高品質で耐久性に優れた素材を用いてつくり上げていますが、それは「ライカ S3」も同様です。例えば、ボディの材質にはマグネシウムを、3.0型の液晶モニターのカバーガラスにはCorning® Gorilla® Glassを、レンズマウントの材質には耐久性のあるステンレスをそれぞれ採用しています。また、ほこりや水滴がカメラ本体の内部に侵入するのを防ぐために、シーリングを随所に施しています。ロケ撮影などの過酷な環境においても、長年にわたって真価を発揮し続けるという高い信頼性を確保しています。「ライカS(Typ 007)」で定評があった直感的な操作性もしっかりと受け継がれています。シャッタースピードや絞り値の設定などの主な操作は、クリックホイール、シャッター速度ダイヤル、ジョイスティックの3つの操作部で行います。メニューを使った操作も、これらの操作部を使って素早く簡単に行えます。背面には、液晶モニターと、その周囲に4つのボタンを配置しています。これらの4つのボタンには、好みの機能を割り当てることが可能です。セントラルシャッターを搭載のSレンズを使用の場合は、メインスイッチでフォーカルプレーンシャッターとセントラルシャッターを切り換えることができます。

 

Sシステムを構成する重要な要素であるSレンズでも、特殊な構造を採用して防塵・防滴性能を確保しています。また、Sレンズでも他のライカのレンズと同様に、将来的な技術の進歩にも対応できるように光学系を設計しています。今後登場予定の新しい世代のカメラでもその性能を十分に活用でき、光学機器としての価値を末永く維持できるように配慮しています。もちろん「ライカS3」と組み合わせても、新たに採用した6400万画素の撮像素子にもマッチし、その優れた光学性能を十分に発揮します。Sレンズのラインアップのうち6機種がセントラルシャッターを搭載していることも、Sシステムの大きな特長といえるでしょう。フラッシュ同調速度は、フォーカルプレーンシャッターでは1/125秒ですが、セントラルシャッターでは最高シャッタースピードと同じ1/1000秒です。そのため、特にプロフェッショナルにふさわしいフラッシュ撮影のための設備が整ったスタジオや屋外などの明るい場所での撮影において、クリエイティブな表現の可能性が大きく広がります。また、そのようなシーンでは、大型の撮像素子に合わせてSレンズの大きなイメージサークルの効果により、秀逸な表現だけでなくミドルフォーマット特有の被写界深度を浅くした美しい作画が可能です。

 

「ライカS3」はライカストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて2020年3月28日発売予定です。

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